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『旧朝香宮邸物語―東京都庭園美術館はどこから来たのか』

『旧朝香宮邸物語―東京都庭園美術館はどこから来たのか』

¥ 1,944

アール・デコ・リヴァイヴァル!
激動の時代を越えて守り抜かれた奇跡の建築「旧朝香宮邸」。
その歴史がひもとかれたとき、 “美のタイムカプセル”は開かれ、
アール・デコの栄華が再び眼前に姿をあらわす!

「アール・デコ」様式で統一された優美なデザインで、他の美術館とは一線を画する東京都庭園美術館。2015年には国の重要文化財に指定された同館は、都心とは思えない緑豊かな庭園とともに多くの来館者を魅了しています。
みなさんは、この美術館がかつて「朝香宮家」という皇族の邸宅であったことをご存知でしょうか。
建物が誕生したきっかけは、朝香宮ご夫妻がパリに滞在中の1925年に訪問した「アール・デコ博覧会」でした。当時のデザインや芸術の精華に魅了されたご夫妻は、東京にアール・デコの館を建てることを思い立ち、帰国後、その建設に情熱をもって取り組みます。主要部分の内装は、当時のフランスを代表する装飾美術家であるルネ・ラリックやアンリ・ラパンに依頼、基本設計は宮内省内匠寮の建築家だった権藤要吉が担当することで、朝香宮邸は当時の最先端の様式を同時代に採り入れた建築となりました。
戦後、朝香宮家がこの館を去った後、新たな主となったのは吉田茂でした。旧朝香宮邸は外務大臣公邸(のちに首相公邸)として使用され、サンフランシスコ講和条約締結の構想を含む、戦後の重要な局面における舞台の一つとなりました。吉田茂が去った後も、「旧朝香宮邸」は迎賓館として外国の要人を迎え入れたり、一般に開かれた結婚式場として利用されたりと、その時々に主を変え、利用者に愛されながら、今日まで守られた奇跡の建築です。
本書では、この世界でも稀に見るアール・デコ様式の館を往来した人々の歴史と記憶を、「旧朝香宮邸物語」としてまとめました。1933年の朝香宮邸竣工当時の貴重な写真の数々とともに、「旧朝香宮邸」を巡る物語をお楽しみください。
近年、再評価の機運が高まる「アール・デコの館」の魅力に迫り、また東京都庭園美術館がこの建物をどのように活用、保存し、未来へとつなげていくかの出発点となる書籍となっています。

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書名:『旧朝香宮邸物語―東京都庭園美術館はどこから来たのか』
編集:東京都庭園美術館
仕様:ハードカバー(上製本)
サイズ:四六判
ページ:212ページ(カラー口絵16ページ、モノクロ196ページ)
デザイン:木村稔将
ISBN:978-4-908122-09-5
2018年4月15日刊行


[目 次]

はじめに

一章 朝香宮家の人と暮らし 一九〇六―一九四七

-朝香宮家のはじまり
-フランスへのグランドツアー
-パリでの生活 受領証綴
-妃殿下のファッション
-帰国〜アール・デコの館の建設
-館での華やかな暮らし
-朝香宮邸としての終焉
[インタヴュー]大給湛子(朝香宮鳩彦殿下第二女子)に聞く「朝香宮邸の日々」
[コラム]元侍女の回想―「御候所」

二章 アール・デコが東京にやってきた 一九二五―一九三三

-アール・デコ博覧会
-アンリ・ラパンとの出会い
-謎多き彫刻家ブランショ
-内匠寮の職人技と、ラリックのガラスレリーフ扉
-ラジエーター・カバーの優れたデザイン
-マックス・アングランのエッチング・ガラス
-海外の動向との接点
[コラム]重要文化財 茶室「光華」
[インタヴュー]多田正信(元宮内省内匠寮匠生)に聞く「朝香宮邸の設計」

三章 朝香宮邸を守り抜いた人々 一九四七―一九八一

-戦後の旧朝香宮邸―皇籍離脱・朝香宮から朝香家へ
-吉田茂・目黒首相公邸
-吉田茂とアール・デコの館
-白金迎賓館
-白金迎賓館中田虎一館長
-白金プリンス迎賓館―現役として使用されていた旧朝香宮邸の家具
[コラム]マーブルプール 四章 東京都庭園美術館の誕生

四章 東京都庭園美術館の誕生 一九八三―

-美術館として再出発―保存と活用の間での試行錯誤
-展覧会事業と建物公開事業
-保存と活用の両輪で
-調査研究と新発見
-外壁工事
-タイルの修復
-ウインターガーデンの公開
-バラバラだった「香水塔」
-美術館名の由来―三つの庭園
-ひっそりと佇む三つの防空壕
[コラム]小客室アンリ・ラパン作壁画の修復について

五章 「アール・デコ」リヴァイヴァル 一九八七―

-伝説の装飾
-リヴァイヴァル前夜
-ポストモダン
-ブールデル/デュフェ展
-リヴァイヴァル以後
[論考]日本近代の建築と装飾、あるいは「アール・デコ的」展開を巡って

[付録] -白金今昔―白金の土地を巡る物語
-白金御料地での林間学校

注釈
初出・執筆者一覧
執筆者略歴
あとがき