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NEWS|「Reborn-Art Festival 2021-22」開催概要が発表

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NEWS|「Reborn-Art Festival 2021-22」開催概要が発表


2021年6月22日、石巻市・仙台市・東京の3箇所をつないで、Reborn-Art Festival実行委員会によるオンライン記者発表会が開催された。今回で3回目を迎える「Reborn-Art Festival」は、いかなる芸術祭となるのか。同会見で発表された、「Reborn-Art Festival 2021-22」の概要についてお伝えする。


キービジュアル © Reborn-Art Festival

東日本大震災からの復興を願い、2017年より隔年で開催されてきた「Reborn-Art Festival」。3回目となる「Reborn-Art Festival 2021-22」は、多岐にわたる土地の魅力を伝えるべく、これまでの開催時期であった夏期に加えて、春期にも開催することを決定し、会期は2021年8月11日(水)〜9月26日(日)、2022年4月23(土)〜6月5日(日)までの2期に分けての開催となった。
テーマとして掲げられているのは「利他と流動性」。実行委員長の小林武史によると、震災からの復興とコロナ禍の状況を踏まえたテーマで、表現の新たな動きと場をつくるキータームだという。

会場エリアとなるのは、石巻市街地、桃浦、荻浜、小積、鮎川に女川を加えた6エリア(春期は石巻地域のみで開催)。
エリアごとにキュレーターを設けた前回とは異なり、インディペンデント・キュレーターの窪田研二が「ART」部門を一括して担う。「Reborn-Art Festival」を、「忘却に抗いながら、今現在、そして未来の私たちの世界を想像するための祭り」と位置づけ、23組のアーティストを選定した。

名和晃平《White Deer(Oshika)》 © Reborn-Art Festival

石巻市街地エリアでは、廣瀬智央、邱和宏、大友良英、片山真理、雨宮庸介、MES、マユンキキ、西尾康之、バーバラ・ヴァーグナー&ベンジャミン・デ・ブルカ、髙橋匡太の10組が展示を行う。また、同エリアでは、石巻市街を一望する丘陵地にある日和山公園や、石巻最後の公衆浴場として地域の人々を癒し続けてきた旧つるの湯など、地域の特色が現れている施設が展示会場となっていることにも注目したい。
今回新たに加わった展示エリアである女川では、会田誠、オノ・ヨーコ、加藤翼らの3組が展示を行う。防波堤を設けず、街を底上げして海の見える街づくりを進めた女川町で、どのような展示が行われるのか、期待が高まる。
牡蠣の養殖が盛んな漁村である桃浦エリアで展示を行うのは、篠田太郎、サエボーグ、森本千絵×WOW×小林武史、岩根愛、SWOONの5組。前回同様、会場となるのは旧荻浜小学校である。芸術祭閉幕後も常設作品として地域に残されている、久住有生《淡(あわ)》、金氏徹平《ボイルド空想(マテリアルのユーレイ/石巻)》の2作品も見逃せない。
牡蠣の養殖場を抜けると、ホワイトシェルビーチに佇む名和晃平《White Deer (Oshika)》が出迎える荻浜エリアでは、小林万里子、片山真理、布施琳太郎、狩野哲郎の4組が展示を行う。食とアートの拠点として親しまれてきた同エリアであるが、今回新たに、荻浜灯台が会場に加わっている。
食肉処理加工施設「フェルメント」のある小積エリアでは、前回に引き続き、志賀理江子による、津波の塩害によって立ち枯れていた杉を用いた滞在制作プロジェクトが行われる。また、牡鹿半島の先端に位置する鮎川エリアでは、「Reborn-Art Festival 2017」にて発表された、島袋道浩《白い道》、吉増剛造《room キンカザン》の2作品が継続して展示されている。こうした試みは、10年継続して開催することが念頭におかれている「Reborn-Art Festival」ならではの光景と言えるだろう。

島袋道浩《白い道》 © Reborn-Art Festival

「Reborn-Art Festival」の特色である、「FOOD」部門では、割烹滝川(石巻)店主・阿部司、松竹(石巻)店主・阿部久利、いまむら(石巻)店主・今村正輝の3名がフードディレクターを務め、より地域に軸足を移し、地域を代表する食の担い手によって食を巡る体験が提供される。前回に引き続き開催される「リボーンアートダイニング」、「石巻フードアドベンチャー」、「はまさいさい」に加えて、今回新たに、石巻を代表する料理人と全国の著名な料理人が石巻の食材を使ってセッションをする「セッションディナー」や、地元飲食店などが出店する「夜市」の開催も予定されている。

「Reborn-Art Festival」の三本柱の一つ、「MUSIC」の詳細については後日発表となっている。震災から10年を迎える節目である今年、いかなる芸術祭が立ち上がるのか注目したい。

【開催概要】
「Reborn-Art Festival 2021-22」
夏期:2021年8月11日(水)-9月26日(日)
宮城県石巻市街地、牡鹿半島(桃浦、荻浜、小積、鮎川)、女川駅周辺
※休祭日:8月18日(水)、9月1日(水)、9月15日(水)
春期:2022年4月23日(土)-6月5日(日)
宮城県石巻地域
※日程は予定。変更が生じた場合、オフィシャルサイトにて発表。

公式サイト https://www.reborn-art-fes.jp/